習慣新書

新書を片っ端から紹介していくブログです。1年間に200~300冊程度紹介するのを目標にしています。

小学館新書

格闘ゲームは人をかくもクレバーにするのか 『悩みどころ逃げどころ』(小学館新書) ちきりん&梅原大悟

ちきりん氏は、ブログをやる人なら誰もが知るアルファブロガーである。そして、何度か彼女のブログを読んだ人ならば、彼女が外資系の金融会社に勤めていたエリートで、今はビジネスの世界をリタイアし、悠々自適のブロガー生活を送っている事もご存じだろう…

認知行動療法の成果を健常者の日常に生かす   『「おめでたい人」の思考は現実化する』(小学館新書) 和田秀樹

現代では「おめでたい人」というのは、おバカさんのニュアンスを含んだ貶し言葉である。しかし、「おめでたい」は元々寿ぐ言葉なのだから、「おめでたい人」もそうあるべきではないか?本書はそう訴える。 その上で和田氏は「おめでたい人」にも二種類あって…

学校の今を知るための本 『スクールカーストの正体』(小学館)

紙媒体で「スクールカースト」という概念を初めて取り上げたのは、拙著『いじめの構造』(2007新潮社)である。それまでネットスラングに過ぎなかったこの言葉を取り上げるにはそれなりの軋轢があったが、ついに現役の中学教員がこういう本を書く時代が来た…