習慣新書

新書を片っ端から紹介していくブログです。1年間に200~300冊程度紹介するのを目標にしています。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

対中強硬姿勢こそが平和への道。中国の戦略分析には必読の書。 『中国4.0』(文春新書)エドワード・ルトワック

中国という困った隣人は一体何を考えて行動しているのだろう。それを分析した元シンクタンク上級顧問の書である。 ルトワック氏によると20世紀末から21世紀初頭にかけて、中国は世界の市場に平和的な形で参入した。氏はこの戦略を「中国1.0」(チュウゴクで…

科学は真理に近づけるが真理に到達できない 『99.9%は仮説』(光文社新書)竹内薫著

科学において通説は常にくつがえる可能性を持っている。それゆえ、今日真実だと思っていたものが、明日は真っ赤なウソになる可能性があるし、その逆だってありうる。本書では遠慮がちに99.9%と書いているが、それは限りなく100%に近い。もちろん100%と書い…